1問1答 論文 エンド

失活小臼歯のMOD、土台は何で作る?——抜去した上顎小臼歯の疲労試験(in vitro・解析103本)では、ポスト+短繊維レジンのコアにCAD/CAMオーバーレイをのせた群が破折までいちばん長く耐えた(平均30,729回)。ただし50,000回まで耐えた歯はなく、どの群も修復できない破折の方が多かった(Fráter 2021)

2026-10-11
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

ポストの材質で、歯の寿命は変わる?——歯冠の壁が2つ以下の根管治療歯128人を最長178か月(約15年)追った前向き臨床研究では、累積生存確率はグラスファイバー2種で57.1%と56.5%、チタンで71.8%。log-rank検定は p=0.496 で有意差は検出されなかった。ただし各群41〜46人と小さく、53人(表1の人数を合計)が脱落に分類されたが、一部の歯の転帰は記録されている(Bruhnke 2022)

2026-10-11
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

歯冠を失った前歯の支台築造、コアを短繊維強化コンポジット(SFRC)に替えると強くなる?——牛の切歯40本の実験室研究では、壊れるまでの荷重の平均はファイバーポスト+SFRCコアが443 Nでいちばん高かった。ただしファイバーポスト+従来のコア材との差は有意でなく、はっきり差が出たのは「ポストなしでのコア材の違い」と「ポストの有無」だった(Lassila 2020)

2026-10-11
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

根管治療のあと、コアとクラウンはいつまでに入れる?——米国の歯科保険の請求データ160,040件では、コア・ポストまで、またはクラウンまでが60日以上あいた歯で、再根管治療・根尖切除・抜歯がやや多かった(調整ハザード比1.08と1.14)。15〜59日は原著の本文では有意差なしとされ、遅れた理由も分からない観察研究(Yee 2018)

2026-10-11
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

フェルールのない歯のポスト、グラスファイバー? 鋳造メタル?——歯冠の壁が残っていない根管治療歯183本を最長9年追ったランダム化比較試験(追跡の中央値62か月)では、成功(p=0.26)にも生存(p=0.63)にも有意差は検出されなかった。失敗は23本(グラスファイバー111本中17本、鋳造メタル72本中6本)。ただし「同等」を確かめる解析結果は示されていない(Sarkis-Onofre 2020)

2026-10-11
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

根管治療した小臼歯、クラウンで覆う? 直接レジンで終える?——大学病院の記録で122本を調べた後ろ向き研究では、破折しなかった歯の割合はクラウン95.1%(61本中58本)、直接コンポジットレジン修復77.0%(61本中47本)で、クラウンの方が高かった(p=0.004)。ただしレジン群のうち、歯面の欠損が1〜2面で両隣に歯がある26本は88.5%で、クラウン群との有意差は検出されなかった(p=0.278)。無作為に分けていない、破折17本の研究(Suksaphar 2018)

2026-10-10
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

歯冠の壁が2つ以下の歯のポスト、しなやかなグラスファイバー? 硬いチタン?——根管治療歯91人を無作為に割り付けて132か月(11年)追ったパイロット試験では、累積生存確率はグラスファイバー58.7%、チタン74.2%。人数が少なく、著者らは本文で群の統計的な比較を示していない。「象牙質に近いポストが有利」とは示されなかった(Naumann 2017)

2026-10-10
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

メタルポストは、ファイバーポストより歯根破折が多い?——5年以上追った臨床研究14本(ランダム化比較試験7本・コホート研究7本、3,202人・ポスト4,752本)をまとめた系統的レビューとメタ解析では、抜歯になる歯根破折の発生率は1,000ポスト・年あたりメタル5.13、ファイバー4.78で、信頼区間は重なっていた。ただし2種類を直接比べた解析ではなく、研究どうしのばらつきがきわめて大きく、バイアスのリスクも高い(Figueiredo 2015)

2026-10-10
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

フェルールがある前歯に、ファイバーポストは要る?——根管治療したウシの切歯45本にレジンコアとガラスセラミック冠を接着し、壊れるまで荷重を上げた実験室の研究では、2mmのフェルールがある歯はポストの有無で耐えた荷重と回数に有意差がなく、ポストを入れた2群は、どちらも15本すべてが抜歯の必要な壊れ方だった。フェルールのない歯は、ポストを入れても有意に早く壊れた(Magne 2017)

2026-10-10
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

根管治療歯にファイバーポスト、入れる? 入れない?——スイスの専門医1人が治療した100人・144本を平均8.8年追った後ろ向き研究では、歯の生存はポストあり94.3%、ポストなし76.3%で有意差あり。ただしポストは歯質が少ない歯にだけ使われ、無作為の割り付けではない。垂直性歯根破折21本のうち、ポストの入った根で起きたのは1本だった(Guldener 2017)

2026-10-10
PRIME DENTAL NET