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今までの歯科医師人生とオンラインスクールを作った経緯

どうも、歯科医師の大原です

たまに人生ふと振り返ってみると次何したいかが見えてくるかなと思い、

最近考えていることをつらつらと書いて行こうと思います

今日は僕がなぜオンラインサロンを立ち上げ、どのように変化していったのか、

そして今後の展望についてお話ししたいと思います

【研修医の時の経験がスタート】

もともとオンラインサロンを作った目的は、自分の研修医時代の経験にあります。

当時、基本的なインレー/アンレーの形成やCRの接着がわからず、

前歯のCRが1週間ほどで脱離してしまう

咬頭がインレーをつける前に破折してしまう

といったトラブルがあり、

上司に呼び出されて、「あんな薄い咬頭、割れるに決まってるだろ」と怒られる。

でも教科書にはそんなことは書いてない。。

そういったことがあると、毎夜自分の治療が大丈夫だったかと考えてしまう

自分にとっては心理的な負担がとても大きい出来事でした

【元を辿ると大学時代のまとめノートから】

大学時代、自分が勉強する際はまとめノートを作っていました。

教員が渡してくるレジュメがとにかく分かりにくい。(しかも英語教育で英語併記。)

だから、自分でまとめなおして勉強していました。

お金がなかったので販売したりもしました。笑(今思うとあげればよかった…)

微生物学なんかは国試で1問出るか出ないかなのですが、気付けば資料作成時間は30時間を超えていたりもしていて

何かの知識をまとめること」が時間を惜しまず、苦にならずできることなんだな〜と今から考えると思います

ちなみに国家試験のまとめノートは最後ヤフオクで売りました。笑

研修医中も怒られながらも本を買って、臨床しながら勉強しました。

インレーの本もCRの本も買いました。

1冊1万円する本を研修医が買うのはかなり苦しかったですが、すがるものがそれしかなく、

一生懸命読んで治療していたわけです。

医療情報研究所のDVDも購入したりしました。

当時はDoctorbookなどの動画サイトもまだまだ動画数がなく、文字通り全部見ました。笑(今はとても全部見れる量ではありません)

徹夜会!関東ではこんな徹夜でやるような勉強会があるのか!(実際には徹夜しない。笑)と関東に来るきっかけになった北條先生の動画

ですが、前記の通り失敗していました。

なぜなら、

前歯部のCRは歯軋りをしている人のClass4のCRで、側方運動など見ていませんでした

インレーも厚みが1mm以下の咬頭を最小限の切削と思って削らずに残していました

でも、それは教科書に書いてないんです。(研修医からすると1万円もするのに。という気持ちです)

これに関してはメンターが必要です。だから就職先はとても大事。

僕は広島ではなく関東でしっかり勉強できるところで働こうと決意し、栗林歯科医院へ入社

就職して勤務医になると給与も研修医時代の倍以上に上がり、

様々な勉強会に自腹で参加できるようになり

エビデンスベースで学ぶ」ことの重要性をひしひしと痛感。

2019年9月 長谷川みらい歯科の長谷川先生に出会ったことでカリオロジーに目覚める。このスライドで喋っていた長谷川先生キラキラして見えました(今でもキラキラしてます。笑)

また発表者の先生方がスライドを使って論文を解説しているのを見て

自分もこうやって人にストーリー性をもって見せられるようにまとめていこうと、

EvernoteやWord・iPhoneメモからKeynoteに移行しました

学んだ内容や自分で調べたエビデンスをスライド化していたところ、

ちょうど医院のInstagramを任されるようになり発信するようになりました。

試行錯誤しながら色々あげてました!
予防が最も大事で、発信が多くの人に貢献できると考え、カリオロジーを重点的に発信

2020年はコロナ禍になり、何かしないと!と思って

個人事業経営の勉強をし(MUP・リベ大)

MUPは経歴詐称とかで炎上してしまいましたが。笑 とても勉強にはなってました。

それでブログを立ち上げて、当時流行りだった本のレビューをしたり(続かず失敗)

投資の勉強をして個別株投資を行ったり

2021年には後輩/同期向けに作ったオンラインサロン990円(年間のZoom代で消える。笑)で勉強したことのアウトプットをするようにしたりしてました。

開始当初は10人くらいでZoom代の割り勘という感じでした

なんやかんや毎週SNS発信しているうちに

患者さん説明に使ってます!」といった声や

まとめて教えてほしい」という要望があり、

2022年からオンラインサロンDH向けを会費1990円で募集しました

そうして勉強と発信を続けていくうちに、

自分自身の臨床がどんどん良くなっていく

勤務医同士で治療に対する考え方の差が小さくなっていく

という実感があり、エビデンスベースで学ぶこと、教えることの大きなメリットを改めて感じました。

またスライドはどんどん蓄積していき、自分の引き出しとして物凄い資産になっていることも感じています。

今は院内の勉強会を主催しています。

【まとめサイトの開設 → オンラインスクールへ】

2024年冬に、今までの動画をまとめていきたいと考えて

まとめサイトを作ってくれる人がいないかSNSや知人に相談しました

すると、テニス仲間にITに強い方がいて、一緒にやりましょうといってくれ

サクッと試作を作ってくれました

仕事の速さに感動😆

そして2025年3月にデザインも整えて、これまで作成した動画をまとめたサイトをオンラインサロン向けに開設しました。(この時オンラインサロン大原組→プライムデンタルオンラインスクールに名称変更)

リベ大の宿題リストを参考に見た目もいい感じに😊

段階を追って学習しやすいようにレベル別になっていて

入会から1週間経つと次の動画が見れるような仕組みになっています

まずはカリオロジーから!となっていて、次にペリオの動画が順次見れるようになっていきます⤴️

【思わぬ副作用、院内でよくある課題を解決!】

先日、セミナーに参加したところ、

ひとまわり歳上の開業医の先生がオンラインスクール入ってる!と声かけてくれて

・「勤務医や歯科衛生士に見せている」

・「院内の知識統一に良い(カリエス・ペリオの診査・診断が特に)」

同じ内容を勉強していると共通言語となり意思疎通しやすい

といった嬉しいお声ををいただきました😊

先生方も経験があると思いますが

・カリオロジー、CR、インレー、痛みの診査診断など基礎的な治療は、まだ上の先輩から習ったとか、経験ベースで語られることが多い。
(セミナーに行ってまで勉強するほどではないと思われている?インプラントなど優先されやすい。)

・基礎学問のエビデンスをしっかり学んだ先生でも、勤務医や衛生士にまで教育する時間がない。

といった課題にも実は役立つのか!と教えてもらいました

院長が外部セミナーで学んだ新しい技術を取り入れようとしても、

勤務医や衛生士の基礎知識が不足しているため「いきなり突飛なことを始めた」と誤解される。

勤務医や衛生士がセミナーで聞いたことを独自に実践し、院内で統一が取れなくなる。

こうしたズレをなくすには、「エビデンスをベースに考える文化」を作ることが大切だと思っています。

ただ、ほとんどの先生方は、学んだことをスタッフへ丁寧に共有する時間が取りにくいのが実情です。

そこで、オンラインスクールがその一端を担えると考えています👌

【今後の取り組み】

・やる気ある若手の歯科医師・歯科衛生士が臨床のベースとなる基礎論文や、コミュニケーション術、AIの活用方法を学べるように、イラストを交えてわかりやすく解説し、体系化した動画コンテンツを作り続ける

・院長先生にとっては、勤務医や衛生士への教育コンテンツとして使える医院のインフラ的役割になるようにする

・自分が外部でセミナーを受けて面白いと思った先生を呼んで、毎月新鮮な専門情報を得る

・自分自身の臨床力を上げて教えられる幅を広げるために、さまざまなセミナーに参加し、日常臨床の記録を徹底して行う。

・ハンズオンを教えられるように協力者を募る

そうすることで多くの人が利益を得られるような運営を目指していきたいと思います。

動画はストックが増えていくので、徐々に値上げをしております
2021年 990円
2022年 1990円
2024年 2990円
2025年 3990円
2026年 ?円

お早めに参加されると月額費は変わらないのでお得かと思います👌

ぜひご入会お待ちしております

歯科論文と歯科でのAI活用をわかりやすく教えるオンラインスクール

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