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歯科医師
大原裕太
むし歯を作らない歯医者を目指して日々情報発信しています
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口の中で、象牙質への接着は弱っていく?——乳臼歯に Scotchbond Multi-Purpose で充填し、口の中で1〜3年たってから抜去した歯の微小引張接着強さの平均は、口の外で接着して24時間の対照28.3 MPaに対し、1〜2年15.2 MPa・2〜3年9.1 MPaだった(Hashimoto 2000)
口の中で、脱灰した象牙質のコラーゲンは分解される?——完全に脱灰した牛の象牙質を17人の部分床義歯に4週間付けたin situ研究で、コラーゲンは試料により0〜40.3%(平均14.5%)減ったが、唾液・象牙質のMMPや唾液のカテプシンBの測定値とは相関しなかった(van Strijp 2003)
生物学的幅径は「2mm」で決まり?——14研究の系統的レビューで、メタ分析の平均は2.15mm(歯周病歴の報告がない人・組織標本)と2.30mm(付着の喪失3mm以上の人・臨床の計測)だったが、個々の測定値は0.2〜6.73mmと幅が広く、歯の種類・部位・修復物・歯周病・歯冠長延長術後の期間で値が変わっていた(Schmidt 2013)
生物学的幅径「約2mm」の原典は何を測った?——剖検で得たヒトの顎の組織標本(30顎・287歯・325歯面、19〜50歳)を受動的萌出の4段階に分けて計測した研究で、結合組織性付着の平均は4段階とも1.06〜1.08mmでほぼそろい、上皮性付着の平均は1.35mmから0.71mmへ短くなり、著者らは最も変わりやすい部分とした(Gargiulo 1961)
象牙細管は、歯髄に近いほど多くて太い?——ヒトの抜去歯30本の歯冠の象牙質を割り、脱灰しない面を走査電子顕微鏡で測ると、細管の数の平均は歯髄壁で1mm²あたり45,000本・直径2.5µm、歯髄から3.1〜3.5mmでは19,000本・0.8µmだった(Garberoglio 1976)
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