― ARCHIVES ―

2026年 10月

1問1答 論文 エンド

根尖まで洗浄液は届いている?——抜去歯の根尖を封じた模型では、側面に穴のある針で洗浄すると根尖に気泡が残り(ベイパーロック)、根管壁のデブリスは歯冠側・中央・根尖側のすべてで、根尖を開けた模型より有意に多く残った。スメア層の除去には差を検出しなかった(最後にMTADで洗浄・Tay 2010・抜去歯28本の実験室研究)

2026-10-22
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

水酸化カルシウム貼薬、どうやって入れていますか?——抜去歯の実験で、レンツロで入れてペーパーポイントで押さえた群は、ペーパーポイントだけの群より根管壁のpHが高く、差は中央と根尖側で目立った。ただし根管から1mm内側の象牙質の平均pHは、最も高い群・部位でも9.06だった(Teixeira 2005)

2026-10-21
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

根管洗浄液は、バイオフィルムを剥がせる?——患者10人の根管の細菌で抜去歯の象牙質片にバイオフィルムを作り、各液に浸した実験室研究で、電子顕微鏡で細菌が見えず培養でも育たなかったのは6%次亜塩素酸ナトリウムだけだった。2%クロルヘキシジンは培養では育たなかったが、バイオフィルムはほぼそのまま残った(培養での6%と3%の差は検定で示されていない・Clegg 2006)

2026-10-21
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

EndoActivatorを足せば、スメア層はもっと取れる?——抜去歯40本の実験で、EndoActivatorの有無だけが違う2組の比較では、どの部位でも有意差は検出されなかった。EDTAを使わなかった2群は3部位とも10本すべてがスメア層に覆われ、EDTAを使った2群でも根尖側1/3でスメア層がなかったのは10本中1〜2本(Uroz-Torres 2010)

2026-10-21
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

次亜塩素酸ナトリウムとEDTA、混ぜて使っていない?——根管洗浄剤の総説(Zehnder 2006)は、次亜塩素酸ナトリウムを主役に拡大の間ずっと使い、EDTAやクエン酸は混ぜずに拡大の後で使う手順を提案した。混ぜると有効な塩素がすぐ減るため(引用された実験)。洗浄剤の違いで治療成績を比べた無作為化比較試験は無く、推奨は主に実験室の研究からの推論だと著者自身が書いている(Zehnder 2006)

2026-10-21
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

水酸化カルシウムの貼薬、根を弱くしていない?——抜去歯の実験室研究で、水酸化カルシウムを30日入れた根の象牙質の円柱は、何も入れない根より、壊すのに要した圧縮の力の平均が14.4%小さかった(210.6 対 246.2 kg/cm、p<0.001。臨床の破折は調べていない)(Sahebi 2010)

2026-10-21
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 エンド

抜髄後の痛みは、根管充填のはみ出しと関連する?——生活歯髄の抜髄256人を1回法と水酸化カルシウム貼薬の2回法に無作為に分けた試験で、最終根管充填の1週後の痛みは、オーバーフィルの歯で30.7%(75人中23人)、X線上の根尖から0〜2mm手前で終わった歯で5.3%(169人中9人。割合は筆者の計算)。治療群の間に差は認められず、1〜3年後の根尖病変は1回法9人・2回法8人だった(Gesi 2006)

2026-10-21
PRIME DENTAL NET
1問1答 論文 保存修復

セルフエッチの前、象牙質を粗いダイヤで仕上げていない?——抜去歯の実験室研究で、Clearfil SE Bond の24時間後の剪断接着強さは、粗いダイヤで削った象牙質が7通りの削り方の中で最も低かった(平均28.9 MPa)。リン酸で処理する Single Bond では、極端に滑らかなアルミナ研磨を除くと削り方による差は検出されなかった(Oliveira 2003)

2026-10-21
PRIME DENTAL NET