「いい役」を演じているうちに、それが自分になる
仕事とプライベートで人が変わるのは、悪いことではない。役を演じることと、その軸を自分で決めることについて。
おはようございます。今日は朝礼で話したことを残しておきます。「仕事とプライベートで性格が変わる人」について、最近見た動画をきっかけに考えたことです。

仕事とプライベートで、人が変わってもいい
仕事とプライベートで性格が変わる人がいます。なぜそうなるのかを解説する動画を見たのですが、私はそれを悪いことだとは思っていません。むしろ、いいことではないかと思っています。
人が変わるのは、与えられた仕事に対して役割を演じているからです。たとえば「いい受付さん」を演じていて、プライベートではその役を降りて、自分らしく過ごす。それができる人は、きっと仕事ができる人だと思います。

演じているうちに、役から離れられなくなる
「いい歯科医師」を演じられる人は、とても信頼されます。そして面白いのは、演じ続けていると、もうその役から逃れられなくなることです。怠惰な歯科医師には、なれなくなっていきます。
患者さんのことを思う歯科医師を演じていると、それが当たり前になって、そうではない自分のほうが嫌になってくる。ある意味、人格が二つあるような状態です。でも私は、二つあったほうが楽しいだろうなと思います。
仕事で演じている役割が褒められるのは、とても楽しいことです。プライベートはプライベートで、自分を認めてくれる人が周りにいればいい。私自身も、多少は演じていると思います。話し方や声のトーンは、たぶん仕事のときと少し違っています。

見返りを求めて演じると、疲れてしまう
いい人を演じることは、プライベートでも同じように働きます。周りの人に優しくすることを演じているうちに、それが当たり前になって、そうしないと気持ちが悪くなってくるのです。
ただ、よくないのは、見返りを求めていい人を演じることです。これは疲れます。夫婦の話でも「私はいい妻を演じていたのに」という言葉を聞くことがありますが、それは結局、相手に見返りを求めているやり方です。
相手に軸を求めるのではなく、「自分がこうしたほうが楽しい」という気持ちで決める。そこが分かれ目だと思います。


