
みなさんこんにちは!歯科医師の大原です
今日の投稿は、日頃の口臭が気になる方は必見!
過去に人に口臭を指摘されたことがある
朝起きると口臭の臭さに不安を覚える
マスクをしてると口臭が気になる
そんな経験はありませんか?
実は舌苔のケア・歯周病のケアをすればほとんどの口臭は防ぐことができます
この記事を読めば口臭対策はバッチリです
ではいきましょう
口臭の主な原因は細菌

口臭の原因として主に挙げられるのは
- 舌苔
- 歯周病
- 口の乾燥
- 飲食物
これらのうち上3つは全て細菌が関与しています
舌苔は
- 剥がれた粘膜
- 食べカス(タンパク質)
- 細菌
が舌についているものです

食べカスを細菌が分解することでVSCという硫黄ガスを発生します
歯周病も同じように、細菌が唾液・血液・食べカスのタンパク質を
分解することで硫黄ガスを発生します
舌苔と歯周病をケアすればほとんどの口臭が改善する

口臭の原因の50%は舌苔が原因とする報告や
口臭の原因の33%は舌苔、33%は歯周病が原因とする報告
などがあり、強い口臭の主な原因は舌苔と歯周病が多いです
つまりこの2つをしっかりケアすることで口臭の大半は改善します
舌苔の除去方法は
舌ブラシを用いて、歯磨き前に(フッ素を残すため)
舌の後ろから前に掻き出すように何度か撫でるように使用してください
マウスウォッシュなども細菌の数を減らすことができますから
翌朝の口臭やネバつきが減ることを実感できると思います
お口の乾燥は虫歯・口臭の原因になる

お口が乾燥していると唾液の量が少ないですから
唾液中にある免疫物質の量も少なくなり
細菌が繁殖しやすくなったり、硫黄ガスが呼気に出やすくなります
口臭だけでなく、虫歯のリスクも上がります
唾液の量が少なくなってしまう病気の可能性もありますから
まずは一度お口の中の状態を歯医者さんで相談してください
ご自宅で出来る唾液を増やす方法としては
- 唾液腺マッサージ
- こまめな水分補給
- キシリトールガムを噛む
これらがオススメです👍
口臭がないのに口臭があると思っている人が33%

大学病院の口臭外来に来られた方のうち
およそ1/3は検査値に異常がなかったという報告があります
検査結果を見せることで安心して気にならなくなる仮性口臭症や
口臭がないと診断されても、口臭が気になるという口臭恐怖症の方に
分けられます
口臭恐怖症の場合は心理的な要因が影響します
他人の「鼻を指でこする」などの言動を見て、自分の口が臭いと誤解したり
コソコソ話で自分の口臭について話してると考えてしまったりすることがあります
このような社会恐怖症のような様相を示してますから、心療内科(精神科)を紹介することもあります
口臭については自分で判断せずに一度歯科医院で相談することをお勧めします
オススメのケアグッズ

舌ブラシがオススメです
舌ベラよりブラシの清掃効果が大きいです(Kleinberg 2002 )
100g程度の力で30回以内で使用してください
定期検診は口臭も改善します

定期検診で歯石を取ることは口臭の改善につながります
歯石は歯ブラシでは除去できません

また、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療ができるため
口臭が強くなることを予防できます
定期検診にはさまざまなメリットがあります
ぜひお近くの歯科医院で定期的にチェックを受けてください
ではまた!
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