朝礼小噺

「善か悪か」より「長く付き合いたいか」で決める

朝礼小噺

「善か悪か」より「長く付き合いたいか」で決める

人と衝突しそうになったとき、何を物差しに対応を決めるか。善悪ではない、もうひとつの基準の話です。

善悪のどちらが正しいか思い悩む歯科衛生士

善悪で裁くと、心がざわつく

人と接していると、相手の態度に「それは違うだろう」と感じる場面がどうしても出てきます。そういうとき、つい「自分が正しい/相手が悪い」と善悪で考えがちです。でも、善悪で裁こうとすると、たいてい心がざわついて、こちらまで消耗してしまいます。

そこで僕が使っている物差しは、善悪ではありません。「この人と、長期的に付き合いたいかどうか」。たったこれだけです。良いか悪いかではなく、長く関わりたい相手か、で次の一手を決める。そう考えると、対応がずいぶんシンプルになります。

善悪ではなく「長く付き合いたいか」を物差しにする。
周囲のざわつきに動じず落ち着いている歯科医院スタッフ

短期目線の人は、すぐ怒る

先日、すいている電車の中で、ちょっとした小競り合いを見かけました。出入口あたりでぶつかりそうになった、それだけのこと。理屈で言えばどちらが先か後か、と善悪をつけることもできます。でも、そこで感情的にぶつかってしまう人って、たいてい「その場の一瞬」しか見ていないんですよね。

すぐ怒る人、発作的に当たってくる人は、目の前の短い時間だけで関係を判断しています。逆に、長く付き合いたい相手だと思えば、同じ出来事でもわざわざ怒ったりしない。「友達なら、ここで怒らないよね」と考えると、自分の出方も自然と変わってきます。

対等な目線で穏やかに向き合う歯科医院の同僚二人

怒るのではなく、離れればいい

これは仕事でも同じだと思っています。長期的に一緒に歩んでいきたい相手とは、多少のすれ違いがあっても、対等な目線で関係を続けていく。こちらが上でも、相手が上でもいけない。対等であることが本当に大事です。

一方で、「この人とは長くは付き合えないな」と感じる相手もいます。そういうときは、怒ってぶつかる必要はありません。静かに距離を置けばいいだけ。怒る代わりに離れる、と決めておくと、無駄に消耗せずに済みます。何か起きたときも、善か悪かではなく「長期的にどうするのがいいか」で動けば、たいていのことはそんなにざわつかないはずです。

ポイント

合わない相手と無理に戦わない。怒るのではなく、静かに離れる。長期目線で動けば、気持ちはずっと軽くなります。

善悪で裁くより、「長く付き合いたいか」で考える。
今日も一日、よろしくお願いします。