気づけば5時間、”好き”が武器になる日
資料づくりに没頭していて気づいた、「好き」と「求められること」がちょうど重なる幸運の話。
おはようございます。今日は朝礼で話したことを残しておきます。最近、勉強会の資料づくりをしていて、自分について改めて気づいたことがありました。

単純な答えほど、補足が止まらなくなる
人に何かを伝えようとすると、自分がちゃんと理解していないと、話している途中で矛盾が出てきます。たとえば「フッ素を使えば虫歯予防になりますよ」と一言で言うと、すぐに「じゃあ歯磨きはいらないの?」という疑問が返ってきます。
実際には、歯磨きの重要度はフッ素ほど高くないけれど、磨かない人より磨く人のほうが虫歯は少ない。ゼロと一なら一がいいし、一と二なら二がいい。でも二と三になると、統計的にはっきりした差は出なくなる——そんな具合に、世界はそんなに単純ではありません。
物事を単純化するとどうしても情報がこぼれ落ちます。それを補おうとしてあれこれ足していくと、今度はどんどん整理がつかなくなる。資料を作っていると、いつもこの壁にぶつかります。

気づけば5時間、整理整頓が好きだった
特に新しい技術の話は、知らない言葉を知らない言葉で説明されるような感覚になりがちです。まるで知らない外国語を聞いているよう。そこで、身近なたとえ話に置き換えながら、ひとつずつ順番に並べ直していく。そうやって資料を組み立てていくと、気づけば5時間くらい平気で経っていました。
これだけ夢中になれるのは、やっぱり自分が好きな作業だからだと思います。私はどうやら「整理整頓」が好きなんです。散らかった情報を、伝わる順番に並べ替えていく——その作業に、時間を忘れて没頭できる。
そして、その「好き」が、世の中のニーズや職場で求められる能力とたまたま噛み合っていたら、これほどありがたいことはありません。今の環境に感謝しながら、自分の得意を最大限に発揮していきたいと、改めて感じました。

動画を載せるだけで、マニュアルができる時代
もうひとつ、最近やってみて面白かったのがマニュアルづくりです。自分の手元で作った「商品が入荷したら自動で通知が届く仕組み」。その作り方を残しておきたくて、操作の様子をひととおり動画に撮っておきました。
その動画を渡して「ここから画面のスクリーンショットを差し込んで、初めての人でも分かる手順書にして」とお願いしたら、本当にそのとおりに仕上げてくれたんです。「ここにこの部品があります」といった注釈まで添えて、見やすい手順のPDFに。新しい備品の使い方や清掃の手順も、やっている様子を動画に撮るだけで、そのままマニュアルになる。
マニュアルの更新が「動画を撮って渡すだけ」で終わる時代が来ています。一人ひとりが自分でできるようになれば、その価値はとても大きい。


