1問1答 論文 エンド

根管治療した大臼歯のレジン築造、ファイバーポストを入れると折れにくくなる?——抜去した下顎大臼歯90本の実験では、壊れたときの荷重は同じ壁の数どうしでポストの有無による有意差がなく、壁が0〜1枚の群は、壁が4枚・3枚の群と壁2枚でポストなしの群より有意に低かった。ポストありの群は「再修復できる壊れ方」の割合が多かった(割合の差の検定は示されていない)(Salameh 2006)

1問1答 論文 エンド

エンド|残っている歯冠の壁の数(4〜0枚)とファイバーポストの有無で、破折抵抗と壊れ方がどう変わるかを比べた抜去歯の実験(Salameh・Sorrentino・Papacchini・Ferrari ほか 2006・Journal of Endodontics)。下顎大臼歯90本・9群・コンポジットレジンの直接修復に1回の荷重をかけて壊した実験室の研究で、臨床成績を調べた研究ではない

根管治療した大臼歯をコンポジットレジンで築造するとき、ファイバーポストを入れるかどうか。Salamehらは2006年、抜去した下顎大臼歯90本を使い、残した歯冠の壁の数(4・3・2・1・0枚)とファイバーポストの有無を組み合わせた9群を作って、壊れるまで荷重をかけました。壊れたときの荷重の平均は、同じ壁の数どうしで比べると、ポストの有無による有意差はありませんでした(たとえば壁0枚では、ポストなし833.4 N・ポストあり677.2 N)。一方、壁が0〜1枚の4つの群(653.1〜833.4 N)は、壁が4枚の群(1197.9 N)、壁が3枚の2つの群(1606.8 N・1512.2 N)、壁が2枚でポストなしの群(1195.2 N)より有意に低い値でした。壊れ方を見ると、歯根破折に至らない「再修復できる壊れ方」は、ポストありの群で50〜100%、ポストなしの群で30〜60%です(各群10本。この割合の差についての統計の検定は示されていません)。抜去歯に1回の荷重をかけた実験室の研究で、クラウンはかぶせておらず、臨床での破折率や歯の予後を調べたものではありません。

論文
Fracture resistance and failure patterns of endodontically treated mandibular molars restored using resin composite with or without translucent glass fiber posts
著者
Ziad Salameh, Roberto Sorrentino, Federica Papacchini, Hani F. Ounsi, Esam Tashkandi, Cecilia Goracci, Marco Ferrari(キングサウード大学・サウジアラビア/シエナ大学・ナポリ大学・イタリア/サンジョセフ大学・レバノン)
掲載
Journal of Endodontics 2006;32(8):752-755. doi:10.1016/j.joen.2006.02.002
種類
抜去歯を使った実験室の研究(in vitro)。歯周病のために抜去された下顎第一・第二大臼歯90本を根管治療し、残す歯冠の壁の数で5群(4・3・2・1・0枚)に分けた。壁4枚の対照群は10本、ほかの4群は各20本で、それぞれをコンポジットレジンのみ(10本)とファイバーポスト併用(10本)に分けた(計9群)。クラウンはかぶせていない。歯軸に平行な方向から、壊れるまで1回の荷重をかけた。9群の比較は一元配置分散分析とTukeyの多重比較。壊れ方は「再修復できる/できない」の割合の記載のみ。臨床での破折や歯の生存を調べた研究ではない
資金・利益相反
キングサウード大学 歯学部研究センターの助成(Grant no. F1110)を受けたと記載されている。利益相反についての記載は原著に見当たらない。本文には、使用したポスト・レジン・接着材などの製品名が登場する
PMID
16861075

①大臼歯のレジン築造、ファイバーポストで折れにくくなる?

根管治療した下顎大臼歯。壁が1枚か2枚しか残っていない。コンポジットレジンで築造するとき、「ファイバーポストを入れておいたほうが丈夫だろう」と考えて根管にポストを立てる。よくある判断です。

では、ポストを入れると本当に壊れにくくなるのでしょうか。Salamehらは2006年、抜去した下顎大臼歯を使い、残っている壁の数とファイバーポストの有無を組み合わせて確かめました。

先に断っておきます。これは抜去歯に1回の荷重をかけて壊した実験室の研究です。患者さんの口の中で、何年後に何本が破折したかを調べた研究ではありません。

結論を先に書きます(下顎大臼歯90本を9群に分けた実験)。
・壊れたときの荷重は、同じ壁の数どうしで比べると、ファイバーポストの有無による有意差がなかった
・壁が0〜1枚の4つの群(653.1〜833.4 N)は、壁が4枚の群(1197.9 N)、壁が3枚の2つの群(1606.8 N・1512.2 N)、壁が2枚でポストなしの群(1195.2 N)より有意に低かった
・歯根破折に至らない「再修復できる壊れ方」の割合は、ポストありの群で50〜100%、ポストなしの群で30〜60%(各群10本。割合の差についての統計の検定は示されていない)

②実験の組み立て:壁の数5通り×ポストの有無

使ったのは、歯周病のために抜去された下顎の第一・第二大臼歯90本です。う蝕や修復のある歯は除いています。全部の歯に根管治療を行い、歯の大きさが群の間で偏らないように配分しました。

残した歯冠の壁による5つの群(原著の図1a)
・群1(壁4枚・対照):壁はすべて残し、髄室をレジンで充填。10本
・群2(壁3枚):遠心の壁を除去。歯頸側のマージンはCEJの1mm根尖側。20本
・群3(壁2枚):近心と遠心の壁を除去(MOD窩洞)。20本
・群4(壁1枚):近心・遠心・頬側の壁を除去。20本
・群5(壁0枚):CEJの最も咬合面寄りの点から1mm歯冠側で、歯冠をすべて除去。20本

群2〜5は、さらに10本ずつに分けました。片方(a)はコンポジットレジンを積み上げて歯冠の形を作っています。もう片方(b)は、その前に半透明のグラスファイバーポストを根管に接着しました。ポストはレジンセメントで接着しています。ポストを立てた根管と本数は、原著に書かれていません。

どの群も、クラウンはかぶせていません。レジンの直接修復だけの比較です。

歯は、歯根のまわりにシリコーン印象材の薄い層を作って歯根膜をまねたうえで、アクリルレジンのブロックに植えました。蒸留水の中で1週間を超えない期間保管したあと、万能試験機にかけています。荷重は金属の棒で、頬側咬頭の頂から中央窩へ少し寄った点に、歯軸と平行な方向から、壊れるまで1回加えました(静的な荷重試験)。

壊れ方は、インクで破折線を染め出して観察しています。歯根破折が起きたものを「再修復できない」、それ以外を「再修復できる」と分けました。荷重の比較には、一元配置分散分析とTukeyの多重比較(有意水準5%)を使っています。

③結果その1:荷重を分けたのは壁の数で、ポストではなかった

0 500 1000 1500 2000 荷重(N) 壁4枚(群1・対照。壁をすべて残し、髄室をレジンで充填) ポストなし 1197.9 ± 363.5 N a 壁3枚(群2・遠心の壁を除去) ポストなし 1606.8 ± 410.5 N b ポストあり 1512.2 ± 267.0 N ab 壁2枚(群3・近心と遠心の壁を除去=MOD) ポストなし 1195.2 ± 332.9 N a ポストあり 878.2 ± 135.6 N ac 壁1枚(群4・近心・遠心・頬側の壁を除去) ポストなし 653.1 ± 36.5 N c ポストあり 706.8 ± 130.8 N c 壁0枚(群5・歯冠をすべて除去) ポストなし 833.4 ± 179.7 N c ポストあり 677.2 ± 21.3 N c 平均±標準偏差(原著の表1。単位はN。各群10本)。右端のa・b・cはTukeyの多重比較の文字(表1)。原著の注は「異なる文字は有意差を示す」。グレー=コンポジットレジンのみ、ティール=ファイバーポスト併用。抜去した下顎大臼歯90本に、歯軸の方向から壊れるまで1回荷重をかけた実験の値で、臨床成績ではない。
9群の壊れたときの荷重(原著の表1。単位はN。抜去歯の実験の値で、臨床成績ではない)

9群の間には有意な差がありました(一元配置分散分析、p<0.001)。

壊れたときの荷重の平均±標準偏差(原著の表1。各群10本)
・壁4枚(対照):1197.9 ± 363.5 N
・壁3枚:ポストなし 1606.8 ± 410.5 N/ポストあり 1512.2 ± 267.0 N
・壁2枚:ポストなし 1195.2 ± 332.9 N/ポストあり 878.2 ± 135.6 N
・壁1枚:ポストなし 653.1 ± 36.5 N/ポストあり 706.8 ± 130.8 N
・壁0枚:ポストなし 833.4 ± 179.7 N/ポストあり 677.2 ± 21.3 N

読み取れることは3つあります。

Tukeyの多重比較の結果(原著の表1の注と考察)
・同じ壁の数どうしで、ポストあり・なしの間に有意差はなかった(考察の記載)。壁2枚ではポストありの平均が317.0 N低く、壁0枚でも156.2 N低い値ですが(表1の平均の差。筆者の計算)、どちらも有意な差とはされていません
・壁が0〜1枚の4つの群は、お互いの間に有意差がなかった。そして、壁4枚の群、壁3枚の2つの群、壁2枚でポストなしの群より有意に低かった
・壁3枚でポストなしの群(1606.8 N)は、壁をすべて残した対照群(1197.9 N)より有意に高かった。壁が多いほど高い、という一方向の並びにはなっていない

3つめは意外な結果です。著者らも「壁が多いほど抵抗は高い。ただし群1は例外」と書いています。理由については⑤で触れます。

なお、「有意差がなかった」は「同じだった」という意味ではありません。各群10本の実験で、ばらつきも大きく(標準偏差が400 Nを超える群があります)、差があっても検出できなかった可能性は残ります。

④結果その2:ポストありの群は「再修復できる壊れ方」が多かった

0 25 50 75 100 再修復できる壊れ方(%) 壁4枚(群1・対照。壁をすべて残し、髄室をレジンで充填) ポストなし 40%(再修復できない 60%) 壁3枚(群2・遠心の壁を除去) ポストなし 30%(再修復できない 70%) ポストあり 50%(再修復できない 50%) 壁2枚(群3・近心と遠心の壁を除去=MOD) ポストなし 40%(再修復できない 60%) ポストあり 70%(再修復できない 30%) 壁1枚(群4・近心・遠心・頬側の壁を除去) ポストなし 60%(再修復できない 40%) ポストあり 100%(再修復できない 0%) 壁0枚(群5・歯冠をすべて除去) ポストなし 60%(再修復できない 40%) ポストあり 100%(再修復できない 0%) 原著の表2(各群10本)。歯根破折が起きたものを「再修復できない」と分類している。グレー=コンポジットレジンのみ、ティール=ファイバーポスト併用。割合の差についての統計の検定は原著に示されていない。抜去歯に1回の荷重をかけた実験の値で、臨床成績ではない。
9群の「再修復できる壊れ方」の割合(原著の表2。各群10本。割合の差の検定は原著に示されていない)
再修復できる壊れ方の割合(原著の表2)
・壁4枚(対照・ポストなし):40%
・壁3枚:ポストなし 30%/ポストあり 50%
・壁2枚:ポストなし 40%/ポストあり 70%
・壁1枚:ポストなし 60%/ポストあり 100%
・壁0枚:ポストなし 60%/ポストあり 100%

同じ壁の数どうしで比べると、4組すべてで、ポストありの群のほうが再修復できる壊れ方の割合が多くなっています。壁が0枚と1枚の群では、ポストありの10本すべてが再修復できる壊れ方でした。著者らは、歯根が折れる応力に達する前に、修復材料の側で壊れたように見える、と図の説明に書いています。

群2〜5を合計すると、再修復できる壊れ方はポストなしで40本中19本、ポストありで40本中32本です(各群10本として、表2の割合から筆者が数え直した値)。

ただし、ここには注意が要ります。壊れ方の割合について、統計の検定の結果は原著に示されていません。各群10本の割合を並べた記述です。「再修復できる」というのも、歯根破折がなかったという実験上の分類で、その歯を実際に治し直して、もつかどうかを確かめたものではありません。

⑤なぜそうなったのか(著者らの考察)

著者らは序論で、ポストはコアを保持するために要るもので、歯根を補強するものではない、という立場を引いています。ポスト孔の形成で根管の象牙質を失えば、むしろ弱くなるおそれもあります。今回の荷重の結果は、この見方と食い違いません。

著者らが述べていること(応力を測って確かめたものではない)
・破折抵抗は、主に残っている歯冠の壁の数に左右された
・金属ポストについての過去の知見とは逆に、ファイバーポストは壊れ方によい影響を与え、多くが再修復できる壊れ方になったように見える
・壁をすべて残した群1が、壁3枚の群より低かった理由は分からない。壁を1枚落とすことで、レジンの重合収縮の影響(C-factor)が和らいだのかもしれない、と著者らは推測している。裏づけには今後の研究が必要、とも書いている
・使ったポストとコア材料の圧縮・曲げの性質のデータが手元になく、材料の性質から結果を説明することはできなかった
・ポストの形が違えば、結果も変わった可能性がある

C-factorの話は、著者ら自身が「さらなる検証が必要」としている推測です。「健全な壁を1枚落としたほうが強くなる」と読める結果ではありません。

⑥明日の臨床へ

著者らの主張(原著に書かれていること)
・コンポジットレジンで修復した根管治療済みの下顎大臼歯の破折抵抗は、主に残っている壁の数に左右される。壁が多いことは明らかに有利
・破折抵抗は、ファイバーポストの有無に影響されない(著者らの表現。根拠は、同じ壁の数どうしで有意差がなかったこと)
・強い咬合力やパラファンクションを受ける臼歯では、咬頭を覆う修復が標準であり続けるだろう。一方、強い咬合力を受けない歯の多くは、接着したコンポジットレジンで適切に修復できるかもしれない
・その場合、ポストを使うと壊れ方がよい方向に寄り、再治療がしやすくなるように見える
・こうした修復が臨床でどれだけ長くもつか、パラファンクションの影響はどうかは、今後の研究が必要

著者らは考察で、咬む力についての過去の報告を引いています。食事中に下顎大臼歯にかかる力は70.6〜146 N、第一大臼歯の最大咬合力は859 N前後や878 Nという報告です。対照群の平均(1198 N)はこれより高く、壁が0〜1枚の群(653.1〜833.4 N)は最大咬合力の範囲にあるが、食事中の力よりは高い、というのが著者らの見立てです。咬合力の数値は別の研究の報告で、この実験で測ったものではありません。1回の荷重で壊した実験の値と比べた、目安の話です。

ここからは筆者の読み(原著が述べたことではありません)
・ファイバーポストに「歯を強くする」効果を期待して入れるのは、この実験の結果とは合いません。荷重はポストの有無で有意に変わりませんでした
・一方で、「壊れるなら、歯根より上で壊れてほしい」という備えとしてポストを考える材料にはなります。ただし検定のない、各群10本の割合です
・著者らは考察で「レジンで修復した大臼歯にクラウンは必要ないかもしれない」と書いていますが、この実験はクラウンをかぶせた歯と比べていません。「クラウンは要らない」とは、この論文からは言えません
・手を付けやすいのは、壁の数のほうです。形成や旧修復物の除去のときに、残せる壁を残す。その理由になる実験です
ここだけ、冷静に補助線この研究は、抜去した下顎大臼歯に1回の荷重をかけて壊した実験です。著者ら自身が、接着の経年的な劣化、修復の長期の経過、パラファンクションの影響を考慮していないと書いています。くり返しの荷重や温度変化は与えていません。保管は蒸留水の中で1週間を超えない期間です。次亜塩素酸ナトリウムが接着に与えうる影響も考慮していない、としています。臨床で何年後に何本が破折したかを調べた研究ではないので、「ポストを入れれば歯根破折を防げる」「壁が残っていればクラウンは要らない」とまでは言えません。
条件も限られています。対象は下顎大臼歯だけ。修復はコンポジットレジンの直接修復だけで、クラウンやアンレーで咬頭を覆った歯は調べていません。ファイバーポストは1種類で、金属ポストとの比較もありません。荷重は歯軸に平行な1方向だけで、斜めや横からの力は見ていません。各群は10本です。
壊れ方の比較には統計の検定が示されていません。抄録には、Tukeyの多重比較が群の間の有意差を示し、ポストありの試料は多くが再修復できる壊れ方だった、という一文がありますが、Tukeyの検定は荷重の比較に使われたものです。
原著の中で、記載が合わない、または読み取りにくい箇所が4つあります。(1)表2の注は「ポストなしの歯は多くが再修復できない壊れ方だった」としています。ポストなしの5群を合わせると再修復できない壊れ方は50本中27本で(表2の割合から筆者が数え直した値)、全体としてはそのとおりですが、壁0枚と1枚のポストなしの群に限ると、再修復できる壊れ方のほうが多く60%です。(2)表1の文字では、壁2枚ポストなし(a)と壁3枚ポストあり(ab)は同じ文字を共有していますが、表の注の文章はこの2群に有意差があるとしています。(3)表1の注は、壁0〜1枚の群の間に有意差がないことを「p>0.001」と書いています。方法にある有意水準は5%で、「0.001より大きい」という書き方だけでは、有意でなかったかどうかを読み手が判断できません。(4)結果の本文は、図1bを「再修復できる」、図1cを「再修復できない」の例として引いていますが、図の説明と表2の注では逆です(図1bが再修復できない例、図1cが再修復できる例)。この記事の図と数値は、表1・表2の値をそのまま使いました。
資金・利益相反:キングサウード大学 歯学部研究センターの助成(Grant no. F1110)を受けたと記載されています。利益相反についての記載は見当たりません。本文には、使用したポスト(DT Light Post)やレジン・接着材などの製品名が登場します。この記事は特定の製品を勧めるものではありません。
それでも、壁の数を4枚から0枚まで段階的に変え、同じ条件でポストの有無を比べた実験です。「ポストは強さのためか、壊れ方のためか」を分けて考える材料になる1本です。

今日のひとこと

この実験が示したのは、抜去した下顎大臼歯をコンポジットレジンで直接修復したとき、壊れるまでの荷重は主に残っている壁の数で変わり、ファイバーポストの有無では有意差がなかったということです(壁が0〜1枚の群は653.1〜833.4 Nで、壁が4枚の群・3枚の群・2枚でポストなしの群より有意に低い)。そのうえで、ポストありの群は、歯根破折に至らない「再修復できる壊れ方」の割合が多い結果でした(ポストあり50〜100%、ポストなし30〜60%。各群10本で、割合の差の検定は示されていません)。抜去歯に1回の荷重をかけた実験で、くり返しの力や接着の劣化は見ていません。クラウンをかぶせた歯も調べておらず、臨床での破折率や歯の予後を調べた研究ではありません。筆者の読みでは、ファイバーポストを「歯を強くするもの」ではなく「壊れ方に関わるかもしれないもの」として考え直すきっかけになる1本です。

Salameh Z, Sorrentino R, Papacchini F, Ounsi HF, Tashkandi E, Goracci C, Ferrari M. Fracture resistance and failure patterns of endodontically treated mandibular molars restored using resin composite with or without translucent glass fiber posts. J Endod. 2006;32(8):752-755. doi:10.1016/j.joen.2006.02.002. PMID: 16861075
本記事は論文の要点を医療従事者向けにまとめた解説です。臨床判断は原著と最新のエビデンスをご確認ください。