むし歯予防

歯磨き粉 歯科医師がオススメするNo.1は?

患者さんから

歯みがき粉を使ったほうがいいのでしょうか?

と聞かれることがあります。

歯医者さんで歯磨き指導の時に
“歯みがき粉は使わないでください”と言われた
経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、

①. 口の中が泡だらけになり、
短時間で歯磨きを終わらせてしまう。
②. 爽快感があって短時間で終わらせてしまう。

などの原因があるからだと思います。

しかし、歯みがき粉を使わない場合、

フッ素の歯を強くする効果を得られない

というもっと大きなデメリットがあります。

結論から言うと他のどの成分よりもフッ素が重要です。

絶対使った方がいいフッ素の3つの力

①歯の構造を変え、酸に溶けにくくする働き
②歯の再石灰化を促進する働き
③細菌の活動を抑制する働き

フッ素入りの歯みがき粉の使用回数が多いほど
虫歯の発生率は低いと言われています。

12歳児の虫歯の発生数は1985年と比べて現在5分の1以下!
フッ化物配合歯磨剤のシェア割合が増えたことが要因

フッ化物配合の歯磨き粉を使うメリットは他にもあります。

虫歯を治療し、金属などの詰め物で蓋をしても、
その隙間から虫歯になることも多くあり、これらの隙間は歯ブラシでは除去することが出来ないことが多いです。

もちろん歯ブラシで細菌を除去することが最も重要ですが、歯ブラシが届かないところにも歯磨き粉は届くため、磨き残しがあるところの虫歯の発生頻度もフッ化物配合の歯磨き粉を使用しない場合よりも減らすことができると考えられます。

フッ化物配合の歯みがき粉は
毎日使用をすると虫歯予防に効果的であるというデータはたくさんあります。
歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素が多く含まれている1450ppmのものを選びましょう。

以下オススメ品です!

ただし、6歳未満の子は濃度が1450ppmのものは使用しないでください。

うがいが出来るかどうかなどによって歯磨き粉のフッ素量の種類を変える必要があるため一度歯科医院でご相談することをお勧めいたします。