優秀だから手書きのまま。道具に任せる勇気
手書きでできてしまうから、手書きのまま続いていく。道具に任せることと、思い切ってやって失敗した話です。
おはようございます。今日は朝礼で話したことを残しておきます。「日本はなぜ生産性が低いのか」を考察する動画を見て、考えたことです。

頭がいいのに、なぜ生産性が上がらないのか
日本は、学力では世界のトップクラスです。それなのに生産性で見ると、OECD加盟国の中で下のほうにいる。頭がいいのに、なぜ生産性を上げられないのか。動画はそこを考察していました。
いちばん大きい理由として挙げられていたのが、道具に任せることができていないという点です。
歯科でも思い当たることがあります。ほかの医院を見学すると、まだ紙のカルテだったり、予約簿が手書きだったりします。パソコンは1995年ごろにはある程度普及し始めていたのに、いまも手で書いている。表計算ソフトでやればいいのに、と私は思ってしまいます。

優秀だからこそ、手書きのままで回ってしまう
では、なぜ手書きのままでいられるのか。みんなが優秀だからです。字が正確に書けて、ミスも少ない。手書きでできてしまうから、そのまま手書きで続いていく。
うちはサブカルテをすぐに表計算のシートへ移しました。見学に来た先生から「これ、すごくいいですね」と言ってもらえることもあります。それでも、実際に自分の医院で始めるところまで行くのは、なかなか難しいのだろうなと感じます。
優秀だからこそ、リスクのほうが先に見えて、前に進めない。変化を受け入れる幅が狭くなってしまう。AIに対しても日本は保守的で、動画では、OECD加盟国の中で学校教育でAIをいちばん教えていないのが日本だ、と紹介されていました。
それに、新しい道具は、最初に隣で手を貸す人がいないと、なかなか根づきません。離れたところから「やったほうがいいですよ」と言うだけでは、たぶん動かないのだと思います。

思い切ってやって、全部止めてしまった話
とはいえ、私は「えいっ」とやってしまうタイプなので、失敗もします。
先日、院内のパソコンに新しいツールを入れようとしたら、OSが2021年のままでした。これはまずいと思ってアップデートしたところ、院内のシステムが全部止まってしまいました。
レセコンの会社とレントゲンの会社に、どのOSなら動くのかを聞く。
「このOSなら大丈夫です」という確認をもらう。
ほかに動いているシステムがないか、全部調べる。
そこまでやってから進めないと危なかった。これは反省しています。


