みなさんこんにちは
歯科医師の大原です(@yutaohara023)
今日のテーマは「高濃度フッ素1450ppmでどれがいいの?」です
歯磨き剤には、ペーストタイプ、ジェルタイプ、フォームタイプがあるのを
皆さんはご存知でしょうか?
今日はそのフッ素の残り方の違いについて解説します
【フッ素の効果】
フッ素歯磨剤は
使用すると再石灰化や歯質強化をするのですが
高濃度の場合は、唾液やプラークに
フッ化カルシウムとして残ることで
長時間効果を発揮します
そのため、歯磨き剤のフッ素濃度が高いほど
唾液中にフッ素が長く残り
結果的に、虫歯予防効果が高くなると
考えられています。
現在では、1450ppmの濃度のものが世界各国で使用され
海外では5000ppmのものも売られています(処方箋必要)
【一番フッ素が口に残るのはどれ?】
ではフッ素が一番口に残ってくれるのはどうでしょうか?
結論は、ぺーストとジェルがフォームよりも残る!
です
ただし、歯ブラシに乗る2cmの歯磨き剤の量は
ぺースト:1.28g
ジェル:0.52g
フォーム:0.13g
で、実はジェルタイプはペーストタイプよりも滞留性が良いです
お子さんの歯磨き粉にはジェルタイプを使用することが多いですね
フッ素症を防ぐ意味合いでもジェルタイプが
効率よくフッ素を残すという点でいいかもしれません
【イエテボリテクニックをもう一度おさらい】
歯磨き粉を2cmとって、
2分間磨いて、ゆすがないで
2時間飲食しない
これをやれば劇的に虫歯になりにくくなります
もし気持ち悪い場合は、フォームで仕上げをすることをお勧めします
チェックアップのフォームは濯がなくても不快感が少なく、
味もマイルドで家族全員が使えます
そして500回程度使用できるため
家族で使用しても頻回に購入する必要がありませんし
1回あたり2円でコスパもGOODです
普段の歯磨きの後の仕上げや、寝る前のフッ素補給にもいいかと思います
ぜひ、フッ素を口の中に残すことを意識してみてください
ではまた👍
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