ホワイトニング・セラミック

オフィスホワイトニングはなぜ2-3回で歯が白くなるのか?ホワイトニングの作用3つ!わかりすくイラスト解説!

みなさんこんにちは!歯科医師の大原です

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先日、広大の同期と飲みに行きました!

やっぱり価値観の合う友達と夢を語り合うのは楽しいですね

2025年を目標に開業に向けて準備していきたいと思ってます!

コンセプトは予防+精密治療で徹底的な再発防止です👍

その質の良い治療をしていけるよう技術を磨いていきたいところです

さて、前回「ホワイトニングが歯に悪いのか?

について解説しました

今回はその続きで「なんで歯が白くなるのか?

について解説したいと思います

 <ホワイトニング剤の正体は過酸化水素>

ホワイトニング剤は過酸化水素が主成分です

そう、あの消毒剤の過酸化水素です

ただし、消毒剤と違うところがあります

消毒剤は水と酸素に分解されて、

酸素が消毒作用を示しますが、

ホワイトニング剤はpHが調整されており

HO2とHに分解されます

 <① HO2は暗い色の有機質をよく分解する>

実は有機質は「化学式が短いものは明るいものが多い」

という特徴があります

長い化学式を持つものはHO2によって分解されやすいため

暗い着色が明るく変化し、歯の色が明るく見えます

 <② HO2は歯の表面構造を変える>

エナメル質は96%が無機質の柱状の構造になっています

その柱を有機質がつないでいるのですが、

それがHO2の作用によって分解され

表面が丸く、光を乱反射するようになります

光は乱反射すると白く見えるという性質があり

(すりガラスと同じ原理)

歯も同じように白く見えるようになります

 <③ Hはしみる原因になる>

前回の投稿でも説明した通り

象牙質にHが侵入すると、管を通じて神経に刺激を与えます

これが知覚過敏です

この知覚過敏は一瞬の炎症反応なので問題ないのですが

持続的に起こると内圧が上がって血流が滞り

歯髄に新しい血液が入ることができなくなり

最終的には壊死してしまいます

なので、知覚過敏があったり、虫歯がある人は

先に治療を受けてからホワイトニングを行いましょう

 <まとめ>

ホワイトニング剤には以下の作用があります

① 漂白効果(有機質分解)

② 構造変化(マスキング効果)

③ 副作用(知覚過敏)

ホームホワイトニングで使用される過酸化尿素

分解されて過酸化水素になることで同じ作用があります

正しい知識・方法で行えばホワイトニングによって

綺麗な歯を手に入れることができます

最寄りの歯科医院で相談してみてください!

今日の記事は以上です!

いかがでしたでしょうか?

何か質問がありましたらコメントしてくれると嬉しいです!

「患者さんからこんな質問いただいたんですけど、どう答えたらいいですか?」

などの医療関係者からの質問もお待ちしてます!

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