朝礼小噺

プロは誰でもなれる——「私はプロです」と言えるかどうかで、仕事は変わる

朝礼小噺

プロは誰でもなれる——「私はプロです」と言えるかどうかで、仕事は変わる

特別な人だけの話ではありません。プロ意識は、今この瞬間から誰でも持てます。

受付カウンターで電話に応対する受付スタッフ

お金をもらう仕事は、すべてプロの仕事

おはようございます。今日は朝礼で話した「プロ意識」について残しておきます。

僕のプロの定義はとてもシンプルで、お金をもらってやる仕事はすべてプロの仕事だ、というものです。受付なら受付のプロ。司会をするなら司会のプロ。タクシーの運転手さんだってタクシーのプロです。

プロ意識という言葉を出すと、何か特別な人たちの話のように聞こえてしまいがちですが、そうではありません。誰でもなれるし、今この瞬間からなれる。ただし、なろうと思うかどうかは本人次第です。

医院の廊下で静かに決意する歯科スタッフ

「私はプロです」と言えるかどうか

同じ仕事をしていても、「私は受付のプロです」と思ってやっている人と、「私は雇われている受付です」と思っている人とでは、出てくる仕事の質がまったく違います。そしてその差は、その日の仕事だけでは終わりません。

数年後に一段上のステージに立てているかどうかも、結局はこの意識の差が積み上がった結果です。

給料が上がっていくかどうかも、突き詰めればここに行き着くのだと思います。

夜の医院で教科書を広げて勉強する若手スタッフ

気持ち悪さが、自分を引き上げてくれる

僕自身の話をすると、歯科医師になってからの最初の一、二年は正直しんどい時期でした。勉強が好きだったこともあり、患者さんにいいものを提供できていないと、自分が気持ち悪くて仕方がなかったからです。

でも今振り返ると、あの居心地の悪さこそが自分を引き上げてくれたのだと思います。プロとしてきちんとやりたいという思いがあったから、勉強を続けられた。そして続けているうちに、「自分には提供できない」という領域が、少しずつ少しずつ減っていきました。今では、目の前の患者さんが求めることのほとんどにはお応えできるという実感を持てるようになりました。

ポイント

なあなあでやろうと思えば、いくらでもやれてしまう仕事です。それでも踏みとどまれるかどうかは、技術ではなく意識の問題でした。

ホワイトボードに階段を描いて次の目標を示す歯科医師

どうなりたいかから、逆算する

もう一つ大事なのは、順番です。目の前のことを一生懸命こなしているだけでは、伸びるスピードには限界があります。

自分は最終的にどうなりたいのか。そこから逆算して、今なにを身につけるべきかを決める。ひとつの技術を身につけたら、次はこれ、その次はこれ、と自分でステージを設計していく。分野ごとに学びの段階は決まっているので、その順番に沿って進めば、同じ努力でも遠くまで行けます

プロになるのに、資格も許可もいりません。必要なのは「自分はこの仕事のプロだ」と決めることだけです。
今日も一日、よろしくお願いします。