A. それよりも浅い位置にある可能性が高い
昨日に引き続き、歯周ポケットのよくある勘違い

歯肉溝上皮は屍体の研究では0.69mmとされています(剥離・融解・水分が失われるなどで実際よりも収縮していると考えられる)
場所によりますが、生体での歯肉溝は1.5mm程度とされます。

しかしプロービング値は3mmまで正常です
これは正常な歯肉では歯肉溝底と上皮付着底の中間に位置するとされ

炎症が起こると、組織を貫いて結合組織に到達するとされます

また抜歯した歯を観察すると結合組織付着よりも2-3mm程度上位に歯石はついていますので

上皮付着底よりも上位で、ポケット値よりも上位に歯石はついていることがわかります
なのでポケットが7mmだからといって7mmのところに縁下歯石があるわけではありません、ご注意を!
ではまた!
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【大原の勤務先HP】
栗林歯科医院 丸の内