朝礼小噺

ぶつかってくる人とは、戦わずに避ける

朝礼小噺

ぶつかってくる人とは、戦わずに避ける

やり返したい気持ちが浮かんだときこそ、いちばん割のいい選択は「避ける」でした。

医院のスタッフルームで穏やかに話す二人のスタッフ

環境が9割。だから人を責めない

おはようございます。今朝の通勤中に考えていたことを朝礼で話したので、こちらにも残しておきます。

僕は「環境が9割」だと思っています。人の振る舞いの大部分は、その人の性格そのものというより、置かれている環境で決まってくる。

そう考えていると、誰かが変なことをしたときに、その人自身を責める気持ちが薄くなります。「この人はひどい」ではなく「何か事情があってしんどいのかもしれないな」と、一歩引ける。人を責めずに済ませるための考え方として、僕はこれをずいぶん便利に使っています。

朝の混雑した駅のホームで肩をぶつけられ驚く通勤中の歯科医師

今朝、わざとぶつかってくる人に会った

今朝の電車で、久しぶりに、わざと肩をぶつけてくるような人に出くわしました。

見るからに荒れている人なら、こちらも最初から近づきません。危ないと分かるから、自然と距離を取る。ところが今朝の相手は、ぱっと見はごく普通の人でした。普通に見える人ほど、いざ何かあったときに驚いてしまう。「まさかこの人が」と、対応が後手に回るわけです。

そして厄介なことに、こちらの心にも一瞬「やり返したい」が浮かんできます。

道の先の影を避けて静かに進路を変える歯科医師

「これはヤンキーだ」と思って避ける

暴走族に絡まれて、戦いを挑む人はいません。誰でも黙って避けます。それは相手が危険だと、見た目ではっきり分かるからです。

だったら、一見普通に見える相手でも、同じ扱いにすればいい。「ああ、これはヤンキーと同じだ」と頭の中で置き換えて、そのまま避ける。僕はそう処理することにしています。

やってはいけないのは、テレビのスカッとする話みたいに、遠回しに報復することです。あれは気持ちよさそうに見えて、自分には何も残りません。そもそも避けてしまえば、嫌な思いをする時間そのものが発生しない。

避けるのは負けではなく、いちばん割のいい選択です。
受付カウンターで落ち着いて応対する受付スタッフと寄り添う同僚

医院としても、同じ方針で

これは院としての方針でも同じです。

たとえば急にいらっしゃって「予約が取れないのか」と強い調子で言われることがあります。そこで正面から応戦する必要はありません。今日は埋まっておりますと丁寧にお伝えして、それ以上は追いかけない。この辺りはコンビニより歯科医院の数が多い地域ですから、どこかは必ず開いています。そう言える環境にいるのは、ありがたいことです。

ポイント

無理をして抱え込まない。戦わない。この線は、はっきり引いておきたいと思っています。

環境が9割だから、人は責めない。けれど、ぶつかってくる相手とは戦わない。避ける。
今日も一日、よろしくお願いします。